理事長室賀です。
いやー暑いですね。。
スリングショット愛好家の皆さんいかがお過ごしでしょうか?こう暑いと外に撃ちにいくのも中々渋りますよね。こういう日は室内シューティングレンジで練習してもいいですし、手慰みに何か作って備えておくのもいいんじゃないでしょうか。
ポーチに平ゴムを取り付けたものをバンドセットと呼んだりしますが、スリングショット愛好家の皆さんはどうやって作っていますか?AliExpressなどで安い市販品も色々あるのでそれらを使っている方も多いかと思います。
そこで、今回は、簡単に作れる割には非常に使いやすい「バンドセット治具」の作り方をご紹介したいと思います。
材料の調達は、またまた理事長大好きなホームセンター。
2×2材(約900mm)1本と1×4材(約900mm)1本とクランプ2個。
たったこれだけです。
あと必要になるのはコーススレッド(木ネジの一種)と下穴開け用のドリル刃。そして電動ドリルかインパクトドライバー。
あと、ノコギリか丸ノコがあれば便利ですが、持っていなければ、あらかじめ採寸しておいてホームセンターでカットしてもらうと楽チンです。
上の写真は1×4材をカットしようとしているところ。
長さはもう「だいたい」です(笑)が、一応これくらいかなーというところで380mmに決めてカットします。
下の写真は2×2材。120mmを2本カットします。
それから、どんな簡単なものを作る場合でも、カット線はちゃんと定規で引いておきましょうね。写真はプロが使う差金(さしがね)です。
上の写真。カットしたものを置いてみました。
これをコーススレッドで止めるだけです。
下の写真。早くも完成予想図。
コーススレッドで止めるだけではあるのですが、割れ防止に必ずドリルで下穴を開けましょう。
中心線もきっちりと描いておきます。
上の写真と下の写真で上下が違いますが、2×2材側はクランプを止めるためと、薄い部材から厚い部材へビスを打ち込んだほうがいいため逆からビス止めします。
中心線を合わせて固定しドリルで下穴を開けたあとコーススレッドで一気に止めます。出っ張らないようにビス頭が軽く沈むくらいネジこんでいいと思います。
次はクランプを2×2材にビス止めします。
上の写真は2×2材に乗せた状態でクランプに下穴を開けてビス止めしようとしているところ。ですが、挟む側にももう一箇所必要なため、この状態では非常にやりにくかったです。
下の写真のようにひっくり返して、あらかじめ下穴を開けたほうが何倍もやりやすかったです。
ビスを打ち込む際は多少斜めでも構いません。というか斜めになっちゃいます。
というわけで、
ドン!完成!!
実際の使用例はこんな感じ↓です。
写真を見れば一目瞭然だと思います。ゴム側とポーチ側をクランプに挟んでいるだけです。
これであとはゴム部分を結びつければいいというわけです。鉗子(かんし:手術用の挟んだ部位を固定できるハサミ状のもの)も必要ないですし、このバンドセット治具だけあればいいので楽チンです。
あと、使ってみての感想ですが、両側のクランプ間はこんなに離さなくてもいいかなと思いました。ゴム側が結構伸びて離れてるのが分かると思いますが、ここまで引っ張らなくても十分結べるのであと2cmくらい狭めてもいいかなと感じました。ポーチを挟む側である程度調整できますしね。
ということで今回は「ポーチと平ゴムの接続に便利なバンドセット治具の作り方」でした。
ぜひお試しを!