日本スリングショット協会規約(2023.7.7制定)
第1条:総則
第1項(主旨)
本組織は「日本スリングショット協会」(以下、「本協会」とする)と称し、スリングショットの健全な普及と愛好者の親睦、情報交換に資することを目的とする。
第2項(会則)
本規約は、本協会が遵守する基本的なルールを定めるものであり、理事会の承認を経て制定・改正される。
第2条:スリングショットの概念
第1項(スリングショットとは)
本協会で言うところのスリングショットとは、平ゴムバンドまたはゴムチューブを、本体(木、金属、プラスチック等のY字型他)に取付け、弾(鋼球、プラスチック球、陶土球等)をポーチ(本革、人工皮革等)で保持しゴムの伸縮力を動力源とし発射する装置を指す。
第2項(本体)
第4条第1項の理事会により認定した形状・素材(国際一般的には木、金属、プラスチック等のY字型他である)であれば自作・市販に関わらず本体と認める。但し、本協会主催の競技においての使用本体はルールを最優先する。
第3項(ゴム)
第4条第1項の理事会により認定した形状・素材(国際一般的には平ゴムバンド・ゴムチューブである)であれば、成分比率・製品名・製造国に関わらずゴムと認定する。形状・厚さ・色彩・伸縮率などは問わないものとする。但し、本協会主催の競技においての使用ゴムはルールを最優先する。
第4項(ポーチ)
第4条第1項の理事会により認定した形状・素材(国際一般的には本革、人工皮革またはそれに類する物等である)であれば、自作または市販、製品名・製造国に関わらずポーチと認定する。形状・厚さ・大きさなどは問わないものとする。但し、本協会主催の競技においての使用ポーチはルールを最優先する。
第5項(弾)
第4条第1項項の理事会により認定した形状・素材(国際一般的には鋼球・プラスチック球・粘土球陶土球等である)であれば、製品名・製造国に関わらず弾と認定する。但し、本協会主催の競技においての使用弾はルールを最優先する。
第3条:会員
第1項(入会資格)
国籍・人種・現居住地・年齢・性別、スリングショットの所持の有無など一切の制約を設けない。但し、第4条第1項の理事会により入会を否認された者、強制退会処分を受けた者は除く。また、未成年においては親権者の同意を得るものとし同意の証明を本協会に提出し、第4条第1項の理事会にて認定された者とする。また、国籍において日本国籍以外の場合、日本語による円滑な意思疎通ができる者とする。意思疎通の手段は問わない。
第2項(入会)
入会を希望する者は、本協会メールアドレス宛に郵便番号・住所・氏名・生年月日・年齢・性別・電話番号・スリングショット所有の有無を送信し、本協会の会員証の発行をもって正式入会とする。
第3項(会費)
入会金及び会費は発生しないものとする。一度入会手続きを行った会員は当協会が存続する限り会員であり続けることを証明する。但し、会員が自らの意志で退会を希望する場合は会員の意志を尊重するものとする。理事、役員、支部長、一般会員は当協会の全ての補助及び補佐及び役務について無給とする。(2023年8月17日訂正)
第4項(会員証)
入会申込者には本協会より固有の会員番号の印字された会員証(Web会員証:パスワード管理による個別URLページ)が発行される。但し、本会員証はなんら公的な資格及び証明の効力を持つものではない。本協会主催の競技会・大会・イベント等には携行することが望ましい。(2023年8月17日訂正)
第5項(有効期限)
本会員証の有効期限は特に定めない。基本的に会員証は当該会員が自らに意志で当協会に退会を申し出ない限り及び当協会が存続する限り永年とする。(2023年8月17日訂正)
第6項(退会及び再入会)
会員は本協会理事または役員に意思を表明することで随時退会できるものとし、その行為をなんら妨げるものはない。意思表明の手段は問わないが、必ず意思表明が残る形で通知しなければならない。通知の際は姓名及び会員番号を申告しなければならない。また、退会者が再入会を希望する際は本条第2項の手続きを行うことで再入会が可能とするが、頻繁な入退会は運営上好ましくないため、退会から3ヶ月以上経過後に再入会申請が可能となる。但し、再入会時の会員番号は新規に割り振られるものとし、旧会員時の番号は引き継げないものとする。
第7項(会員の権利及び義務)
会員は本協会主催の競技会・大会・イベント・フォーラム等、あらゆる活動に参加及び発言する権利を有する。また、スリングショットの安全な使用の普及に務め、他会員、非会員の差無く、それらに対して非道徳な行動や誹謗中傷を行ってはならず、相互に友愛・尊敬・尊重の精神を持って接することを義務付けられる。(2023年8月17日訂正)
第8項(運営費)
理事会を含む会員同士の集い、イベント及び競技会・大会などの運営費用や関連して発生が見込まれる全ての費用は、原則としてその時の参加会員で均等に負担するものとする。なお、関連して発生する宿泊費・交通費・飲食代等に関しては本協会は一切関知するものではない。(2023年8月17日訂正)
第4条:組織
第1項(理事会)
本協会は理事を選任し理事会を設置を設置する。任期は定めないが退任及び再任になんら制限を設けるものではない。理事会は入会申込の受理及び審査の他、協会の運営と規約の見直し・規格及び競技規則の設定などあらゆる決定事項を議論・決定する。
第2項(役員)
理事会は必要とする役務に応じ役員を選定任命する。協会の運営・業務の補佐を行うものとする。
第3項(本部及び支部)
本協会の本部は初代理事長の協会設立地とする。支部は地域ごとに支部及び支部長を設置する。都道府県ごとに県支部長を1名、市町村ごとに市支部長を1名選定し兼任可能とする。支部長は原則として当該都道府県・市町村で最初の会員が自動的に支部長と決定され会員証発行時に当人に通達する。ただし、支部長はなんら義務や責任を負うものではないが、競技会開催の権利を有する。なお支部長は成人会員から選任となり、当該地域に成人会員がおらず未成年会員のみの場合、支部のみ設置し支部長は空席とするが未成年会員が成人に達した際は自動的に支部長となる。ただし、それまでは次点の成人会員が支部長となる。また、市内に区が存在する政令指定都市などの場合は区支部を設け、市が無く町村の上位に郡がある場合は郡支部を設けるものとする。(2023年8月7日追加訂正)
第5条:安全と倫理
第1項(安全)
本協会はスリングショットの安全な使用を推奨し会員は安全な使用の義務を負う。会員は本協会主催の全てのイベントのみならず、個人のみの使用時携帯時においても安全を常に意識し、特に使用時においては周囲の安全確保を最優先する義務を負うものとする。
第2項(倫理)
会員はスリングショットの所有・携帯・使用において公序良俗に反する行為や疑われる行為、他の会員の名誉・財産を損なう行為を一切行ってはならない。
第6条:教育と普及活動
本協会はスリングショットの所有・携帯・使用における教育と普及活動に積極的に取り組む。関連するワークショップ・講座・セミナー・競技会・大会・これらイベント等の開催、情報の提供、啓蒙活動を行う。
第7条:禁止行為
会員は本規約を守るだけでなく以下の行為を行ってはならない。
1.本協会及び他会員の名誉・財産を損なう行為。
※財産とは物的財産に留まらず思考・発言等全ての知的財産を含む。
2.公序良俗に反する行為。
3.他のあらゆる集いの場で本協会の名称を濫用する行為。
4.本協会の運営・活動に障害となる言動及び行為。
5.本協会の名称を使い直接的・間接的利益を得る行為。
6.本会と酷似類似した組織の編成設立及び活動を行う行為。
7.国及び都道府県の法令・条例に違反する行為。
8.本協会の許可なく報道機関等に本協会を代表すると思われる発言及び行動。
第8条:認定・指定・許諾
会員は以下の条件に従って会員資格を行使できる。
第1項(認定)認定製造者・認定(指定)競技場・資格認定他
会員は第4条第1項の理事会に申請し、その申請が適切であると認められた場合『協会認定スリングショット製造者』『協会認定(指定)スリングショット練習場(競技場・大会場)』を受け認定証等の交付を受けることができる。なお、認定基準は原則として以下の条件を満たす者とする。
1.認定スリングショット製造者
・本協会会員であること。
・第4条第1項の理事会にて認められた製造技術を有する者。
・収益を伴う販売実績が継続的にあること。
・スリングショットの何たるかを熟知し安全堅牢構造及び円滑動作を有すること。
2.認定(指定)競技場(練習場)
・所有者または運営者が本協会会員であること。
・常設あるいは相当する準備が速やかになされること。
・競技場背後及びバックストップが確保され安全が担保された設備であること。
・本協会公式競技の種目全てが円滑に実施できること。
・アクセスが比較的容易な地域であること。
・民家及び建造物・公共施設が密に隣接していないこと。
第9条:著作権
本協会の当Webサイト上に記載される、あらゆる一切の文章・画像等の表現物の著作権は媒体を問わず本協会が権利を有する。但し、表現物の正当な権利者の正当な提供がある場合、当該表現物及び内容はなんら制限されない。
第10条:規約の変更
本規約は必要に応じて改訂されることがある。改訂は第4条第1項の理事会の決議承認を経て行われる。会員への通知は当Webサイトの表記をもって改訂通知とする。
第11条:免責
本協会は、会員間の紛争やスリングショットの取扱い及び考え方に関するあらゆる問題について、また、現会員・過去に会員であった事実が特定の利益及び不利益を保証するものではなく、それらの言動・活動に一切の責任を追わない。